両先頭車の車いすスペースを拡幅するとともに、様々なお客様が利用しやすい高さに２段手すりと非常通話装置を配置し、車いすの転動を防止するために固定具を設置しました。
女性や高齢者が利用しやすいように吊り手の高さを低くし、優先座席部のシートの色に合わせて、吊り革の色を変更することで、混雑時にも一般座席との違いを分かりやすくしました。
優先座席のご利用や車内を移動する際の補助のために、出入り口付近やロングシート部の座席中間仕切に縦手すりを設置しました。
車両の乗降口付近の床面は、周囲と見分けがつくように床色を変更することで、乗降口を容易に識別できるようにしました。
京都線特急車両として移動時間を快適に過ごしていただけるよう、ゆったりとした座り心地のクロスシートを採用し、肘掛けに木材を用いた温かみのあるデザインとしました。
空調装置の性能を従来の1000系、1300系から約20％向上するとともに、当社で初めてインバータ制御方式の空調装置を採用することで、省エネ化、静音化を実現し、快適性を向上しました。
花粉、細菌、ウイルスの除去や、カビ、臭気の抑制効果がある空気清浄装置を当社で初めて採用しました。
これによりお客様に更に安心、快適にご利用いただける車内環境を提供します。
VVVFインバータ制御装置に、高効率な半導体素子（SiC素子）を採用することで、VVVFインバータ制御装置のパワーユニットを小型・軽量化しています。また、高効率の交流三相全閉型誘導電動機と合わせることにより、従来の抵抗制御車に比べて走行時の電力消費量を約60％削減し、省エネ性能を向上させています。
IGBT高効率静止型インバータを採用し、空調装置の容量増加に対応しつつも、更なる効率向上を図り従来装置と比較しても小型・軽量化しています。また編成内補助電源装置を並列運転する方式とし、故障時においてもサービス機器を停止させることなく運転継続を可能としています。
車体正面のボディ強度やガラスの耐貫通性能を前形式より約20％向上させ、事故等の際に客室内への飛来物侵入を防止することにより二次災害を低減しています。
車内でのトラブルや踏切などの事故発生時に、運転台や指令所などで車内と前方の状況を確認できるように、車内防犯カメラおよび前方カメラを設置しました。これにより、非常時には迅速に状況を把握し、対応できるようにしました。
台車中継弁付き車両制御を採用し、高い応答性と小型化を両立しています。
また、モニタ装置と連携した編成ブレーキ制御を採用し、各車両で必要なブレーキ力を編成全体で適切に配分しています。これにより省エネ性を向上するとともに、編成全体の冗長性を確保し、更なる安全なブレーキ制御を実現しています。
編成の主要な通信経路を二重系のイーサネット伝送とし、通信の冗長性を確保することで、安定的な編成の力行・ブレーキ制御を実現しました。
また、各装置の状態データを常時収集・蓄積、データ分析により車両品質や安全性の更なる向上に利用します。
阪急電鉄では、安心かつ快適な移動空間を提供するため、バリアフリー設備を更に充実させるとともに、異常時の対応力や省エネルギー性能の向上を目指しています。2300系は従来車両より優れた新技術を積極的に採用した新型車両なんです。
快適性の向上を目指し、花粉、細菌、ウイルスの除去や、カビ、臭気の抑制効果がある空気清浄装置を当社で初めて採用しました。これによりお客様に更に安心、快適にご利用いただける車内環境を提供します。
環境性能の向上を目指し、2300 系では最新の高効率な半導体素子を用いた省エネルギー性が高い制御装置を採用しました。既存車両と比べて消費電力量を約60％削減でき、これまで以上に環境に配慮した電車になります。
2300系には防犯カメラを設置し、非常時に迅速に状況を把握し、対応できるようにしています。なお阪急電鉄は2027年度までにすべての車両に防犯カメラを設置することを目指しており、ほかの車両にも順次防犯カメラを設置していく予定です。
2300系では、特急車両として移動時間を快適にすごしていただけるよう、ゆったりとしたすわり心地のクロスシートを採用し、ひじ掛けに木材をもちいた温かみのあるデザインにしています。
バリアフリー設備の向上を目指し、優先座席のシートの色と合わせてつり革の色もマゼンタ色にすることで、混雑時にも一般座席との違いを分かりやすくしました。また女性や高齢者が利用しやすいようにつり革の高さを低くしています。
