2019年11月
快適
淡路駅周辺連続立体交差工事進捗状況
崇禅寺駅付近仮下り線切替完了・JRおおさか東線交差部桁架設工事開始
高架化される駅は、淡路駅・崇禅寺駅・柴島駅・下新庄駅の4駅、高架区間は約7.1kmと広範囲に及ぶ大工事は、2008年に着工しました。
営業線の線路を高架化するため、淡路連立工事で採用した施工方法は3つあります。
①営業線の線路の真上に高架橋を構築する直上工法
②営業線の線路の横に高架橋を構築する別線工法
③一度仮線に切り替え、元の線路跡地に高架橋を構築する仮線工法
直上工法で工事する区間のうち、淡路駅京都河原町方のJRおおさか東線交差部では、阪急京都線及びJRおおさか東線の上空で、2層トラス桁の架設工事を開始しました。
仮線工法で工事する区間のうち、新たに崇禅寺駅部の下り線(大阪梅田方面)の仮線が完成し、2019年3月から仮線で運行しています。
工事が完成すると、淡路駅のホームは2層構造になり、上層階ホームは大阪方面(下り線 大阪梅田、天神橋筋六丁目方面)行き、下層階ホームが京都方面(上り線 京都河原町、北千里方面)行きに分かれるため乗り換えが便利になるほか、上下線の平面交差が解消されるため列車の信号待ちが少なくなり、定時運行に寄与します。
列車を運行しながら工事を進めていますので、工事は夜間も行っています。また、市街地のため作業スペースに限りがあり、多くの手順を要し、工事完成まで長い期間を要します。周辺の皆様には、多大なるご迷惑をお掛けしておりますが、今後も何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
千里線下新庄駅~吹田駅間の上下線の仮線切替が完了し、仮の神崎川橋梁を電車が走行しています。
最終電車通過後に、それまで電車が走行していたレールを仮線側のレールにつなぎ替える作業を一晩のうちに実施しました。
淡路駅の京都河原町方のJRおおさか東線交差部では、2層トラス桁架設の準備を開始しました。