デザインへのこだわり
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外装デザイン
阪急電車の特徴であるマルーンカラーや車体上部のアイボリー塗装、シルバーの窓枠を継承しながら、 車体にゴールドのラインを施すことにより、一般車両と異なる特別感を演出しています。 また、 乗降用扉には、ガラスにステンドグラスをイメージしたデザインを取り入れるとともに、ゴールドのラインで囲うことにより、 特別な空間への玄関口としての存在感を強調しています。
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出入口部
壁面下部や床に落ち着いた木目調の素材を、壁面上部には大理石調の素材を施したデザイン。 ダウンライトでやわらかく照らすことにより、上質な空間を演出しています。
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客室
阪急電車の特徴である木目調の壁面素材や、ゴールデンオリーブ色の座席生地に加え、床面をカーペットとすることで、一般車両からさらに上質感を高めた空間に。さらに、間接照明が醸し出すやわらかな光により、自宅にいるようなくつろぎ感を演出。 荷棚に半透明の素材を採用することで、手元にも十分な光が届くようにしています。 また、自分だけの車窓から景色をお楽しみいただけるよう、窓を座席1列ごとに配列しました。
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座席
座席の配置は「2列+1列」の3列とし、 ゆったりと過ごしていただけるよう一般車両と比べて座面幅と足元の前後のスペースを広くとっています。阪急電車の伝統ともいえるゴールデンオリーブ色の座席は、座り心地を追求し、リクライニングに座面が連動する機構を採用しました。また、周囲の視線が気にならない座席頭部側面の形状や、 2列シートの中央に設置した大きめのパーテーション、座席1列ごとに配置した窓など、 「プライベートな空間」を感じていただけるよう、細部にまでこだわりました。