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車両図鑑

1000系

1000系

1000系は、開発コンセプトを「すべてのお客様に快適な移動空間~さらなる環境性能の向上~」とし、「静かさ」や「省エネルギー性能」といった環境性能のさらなる向上を目指した車両です。神戸線・宝塚線で運用しています。

走行装置に低騒音型機器を採用することにより、車内外の騒音の低減を図りました。高効率な車両機器を採用したほか、全ての照明機器をLED化し、従来の車両と比べて約50%の省エネルギーを達成しています。
車内照明は直接照明とし、落ち着いた雰囲気にするとともに、開放感のある車内空間を演出しています。また、万一の急ブレーキの際に、車内のお客様の安全が確保できるよう、座席端部の袖仕切りを大型化し、あわせて縦手すりも設備しています。
側窓には、3連もしくは2連のユニット窓を採用し、3連窓の両端および2連窓の側入口寄りの窓が開閉できるようにしています。
宝塚線では朝夕ラッシュ時に日生エクスプレスとしても活躍しています。

特記事項

車体

軽量でリサイクル性に優れたアルミ合金材を使用し、ダブルスキン構造を採用することで振動の抑制と遮音性の向上を図っています。
ダブルスキン構造は、2003年建造の9300系より採用しています。

車内案内情報装置

車内案内情報装置表示器には、32インチハーフサイズの大型液晶ディスプレイ(フルハイビジョン対応)を採用。視認性を向上させ、案内の充実を図っています。

2画面に分割して使用する場合は、列車種別・行先・停車駅案内とあわせて、ニュースや天気予報、広告動画等の映像情報を表示することが可能です。

車内案内情報装置

運転台デスク

モニタ画面を運転台デスクの正面に、列車無線操作器を運転台デスク上に搭載し、操作性の向上を図っています。

運転台デスク

主電動機

定格出力が190kWの全閉型永久磁石同期電動機(PMSM)を採用。PMSMは回転子に永久磁石を使用した電動機で、従来の誘導電動機より電流の損失が少なく、高効率化を実現しています。また、全閉自冷構造とすることにより、消費電力量や騒音の低減を実現しました。

運転台デスク

車両諸元

車両形式 1000系
運用線区 神戸線、宝塚線
製造初年 2013年11月
定員(座席定員) 130(49)
最大寸法 長さ×幅×高さ 19,000×2,770×4,095(mm)
車体材質 アルミ
台車 FS-579
主電動機 190kW×4
空気ブレーキ方式 HRDA-1
電気ブレーキ方式 回生ブレーキ
  • 代表的な形式や数値を記載しています。
  • 運用線区については、現在運用している線区だけでなく、運用可能な線区についても記載しています。

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