車両図鑑
1300系
1300系は、1000系と同様に「すべてのお客様に快適な移動空間~さらなる環境性能の向上~」をコンセプトとしており、「静かさ」や「省エネルギー性能」といった環境性能のさらなる向上を目指した車両です。京都線で運用しています。
阪急電鉄の伝統的なデザインを引き継ぎ上品で落ち着いた車両とするとともに、1000系と同様に走行装置に低騒音型機器を採用することにより、車内外の騒音の低減を図りました。高効率な車両機器を採用したほか、全ての照明機器をLED化したことにより、従来の車両と比べて約50%の省エネルギーを達成。環境性能を飛躍的に向上させています。
車体や車両性能は大阪メトロ堺筋線へ乗入可能な仕様としており、阪急電鉄の新しい通勤車両として、より安全に快適にご乗車いただけます。
特記事項
主電動機
定格出力が190kWの油潤滑式全閉型誘導電動機を、日本で初めて本格採用しました。冷却方式を全閉内扇式とし、消費電力量や騒音低減を図っています。
また、油潤滑方式を採用することで、潤滑油の交換を行なうだけで長期間にわたり分解整備の必要がなくなるため、高効率化および保守性の向上を図っています。
主制御装置
主回路素子にIGBTを用いたスナバレス2レベル方式のベクトル制御VVVFインバータ制御装置を採用。パワーユニットは1C4M×2群とし、素子の大容量化と装置の熱設計の最適化により、2群で8個の主電動機を駆動するシステムながら装置の小型軽量化を実現しています。
補助電源装置
主回路構成を、容量160kVA、出力AC440Vとすることにより、艤装(ぎそう)配線を軽量化するとともに、電動空気圧縮機の起動回路を削減しました。主回路構成はIGBT素子による3レベルインバータ制御を採用。回路の最適化を行うことでさらなる高効率化を実現しています。
編成内の2台の電源装置をそれぞれ並列同期運転することにより、1台のインバータが停止しても停電することなく電源を供給できます。また、従来の送受電装置をなくし、保守の軽減を図っています。
車両諸元
車両形式 | 1300系 |
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運用線区 | 京都線 |
製造初年 | 2014年3月 |
定員(座席定員) | 133(49) |
最大寸法 長さ×幅×高さ | 18,900×2,825×4,095(mm) |
車体材質 | アルミ |
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台車 | FS-579 |
主電動機 | 190kW×4 |
空気ブレーキ方式 | HRDA-1 |
電気ブレーキ方式 | 回生ブレーキ |
- 代表的な形式や数値を記載しています。
- 運用線区については、現在運用している線区だけでなく、運用可能な線区についても記載しています。
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