バリアフリーへの取り組み
阪急電鉄では、ご高齢のお客様や身体の不自由なお客様等にも駅や電車を快適にご利用いただけるよう、バリアフリー化を推し進めています。
1995年の阪神淡路大震災で倒壊した伊丹駅は、目の不自由なお客様へのご案内として当時としては画期的な音声ガイドシステム等を備えた駅として再建され、現在でもバリアフリーのモデル駅として全国的に高い評価を受けています。駅については、交通バリアフリー法と沿線各自治体が策定する交通バリアフリー基本構想に沿って、単なる鉄道乗降の場としてだけではなく、地域の交通結節点としてお客様をお迎えできる施設づくりをめざしています。
さらに、駅係員に対して、各種バリアを自ら体験する教育を実施しているほか、サービス介助士の資格取得も推進しています。
バリアフリー化の状況 (2023年5月現在)
エレベーター、スロープ設置等により バリアフリー化されている駅 |
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86駅(整備率約99%) |
身体障害者用トイレが設置されている駅 |
85駅(整備率約97%)内、78駅にはオストメイト対応の水洗器具を設置しています |
エレベーターが設置されている駅 |
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70駅 194基 |
エスカレーターが設置されている駅 |
42駅 250基 |
(大阪地下鉄との共同使用駅である天神橋筋六丁目駅を除く全駅87駅対象)
なお、鉄道車両については、新造車両1000系の各車両に車いすスペース、転落防止幌、扉開閉予告灯、車内案内表示器を設備し、車いすスペースは動線を考慮しスペースの拡大を図っています。
エスカレーターの安全なご利用に向けて
エスカレーターを安全にご利用いただくために、「手すりをお持ちいただくこと」「2列で立ち止ってご利用いただくこと」を啓発しています。
- エスカレーターは緊急停止する場合があります。安全のため手すりをお持ちください。
- 歩かれますと、ご自身でバランスを崩して転倒されたり、他のお客様と衝突して転倒させたりする等、安全にご利用いただけない場合があります。立ち止まってご利用ください。
また、2人乗りのエスカレーターの片側をあけてのご利用は、もう片側の列が長くなり、ホームや通路等の混雑が起こる場合があることから、2列でご利用いただくようお願いいたします。
ハンドル形電動車いす利用可能駅
バリアフリーに関するハード・ソフト取組計画、取組状況等について
鉄道駅バリアフリー料金制度における整備等計画の進捗状況について
阪急電鉄では、2023年4月1日から運賃に加算して、「鉄道駅バリアフリー料金」をいただいておりますが、「鉄道駅バリアフリー料金制度の運用細目を定める通達」に基づき、バリアフリー整備等の実績を公表いたします。
最新の内容については、以下をご覧ください。