〈B.社外環境啓発〉環境に関する情報発信
お客様と一緒に環境について考える機会をつくるため、駅や電車をメディアとして環境メッセージを発信しています。
1.駅における情報発信
CO2排出量削減・省エネの取組みのページで紹介した、カーボン・ニュートラル・ステーション摂津市駅では、通常、広告を掲出する看板について、そのすべてを環境をテーマにしたもので統一し、民間・行政が環境情報を発信しています。
また、ホーム背壁には、環境メッセージ列車と同様の装飾を施しています。
2.電車による情報発信~環境メッセージ列車
環境メッセージ列車は、外観に環境をイメージさせるラッピングを施工し、車両内部のポスター等すべての媒体について環境をテーマに統一したものです。なお、これらの環境メッセージ列車では、車両も省エネタイプの車両を使用しています。
(1)エコトレイン 未来のゆめ・まち号('08.12.1~'09.7.31)
阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「未来のゆめ・まちプロジェクト」の開始にあわせ、NPO法人
環境市民の企画監修のもと、5つの企業の協賛、環境省・近畿運輸局等の後援、沿線の多数の自治体の協力を受け、神戸線・宝塚線・京都線に各1編成ずつ列車を運行しました。
産官民で多数の関係者が連携して環境メッセージを幅広い人に発信したことが評価され、第11回
グリーン購入大賞の最高の賞である環境大臣賞を受賞しました。
(2)カーボン・ニュートラル・トレイン 摂津市駅号('10.3.14~'10.7.31)
摂津市駅開業を記念して、摂津市駅の環境施策をPRするとともに、エコトレインに引き続き、環境メッセージを発信する列車として、京都線に運行しました。
この列車では、摂津市駅同様、兵庫県の森林保全による排出枠を活用することで、列車運行に必要な電力の発電時のCO2
267tをオフセットしました。
(3)未来のあかり号('10.12.17~'11.3.31)
前照灯を除くすべての照明をLED化した車両の導入にあわせて、神戸線に運行しました。
この列車では、車内の液晶ディスプレイやポスターなどで、省エネルギーの呼びかけや、阪急電鉄およびグループの環境施策の紹介、環境省が新たに展開する「SMARTMOVE」キャンペーンに関する情報を紹介しました。