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車両図鑑

6000系

6000系

6000系は、2200系(特記事項参照)の車体に5100系の電気機器を搭載した車両として登場しました。

1976年に建造した8両編成のうち2両が、阪急最初のアルミ製車両です。翌年には、アルミ製車両6両を建造し、6000×8両編成すべてをアルミ製車両の編成としています。
一般的にアルミ車両は、アルミ合金の特長である光沢を活かした無塗装の車体が多いのですが、阪急のアルミ車両は、マルーン色の塗装に加え、車内のデザインも伝統の木目調としたため、内外装とも鋼製車と容易に見分けがつかない仕上げとなっています。

特記事項

ワンマン運転対応車両

阪急で最初のワンマン運転は1997年に甲陽線と今津南線で始まりました。このワンマン運転へ対応する車両として6000系を改造し、3両編成(Mc-T-M'c)が5編成誕生しました。今ではすべての車両に取り付けられていますが、車両連結面間転落防止装置を本格採用したのも、この6000系のワンマン運転対応車両からでした。

ワンマン運転対応車両

2200系車両

2200系は、新しい技術を使った制御装置や、これまでの車両とは異なる外観・運転台を採用した試験的な車両で、1編成のみ建造しました。前面と側面の窓上部には電動式の表示幕装置を設け、標識灯と尾灯を下部に移したほか、前面下部にスカートを取り付けました。側窓を上下に50mm拡大し、側入口も50mm高くする一方、乗務員室を客室側に拡大したため直後の側入口との間の側窓をなくし、この位置にシンボルマーク(Hマーク)を取り付けた阪急の新しいスタイルとなりました。

建造当初は、電機子チョッパ装置を取り付け神戸線で長期実用試験を行い、その後、新たにVVVF制御装置と交流主電動機の長期にわたる性能確認のため2両を建造しています。

2200系車両で採用した外観や運転台は、6000系以降の車両に引き継がれました。一方、電機子チョッパ装置やVVVF制御装置の試験は終了したため装置を取り外し、2200系は車両番号を変更して、6000系や7000系の一部として運用しています。

2200系車両

車両諸元

車両形式 6000系
運用線区 神戸線、宝塚線
製造初年 1976年3月
定員(座席定員) 150(56)
最大寸法 長さ×幅×高さ 19,000×2,750×4,095(mm)
車体材質 鉄、アルミ
台車 FS-369A
主電動機 140kW×4
空気ブレーキ方式 HRD-1-D
電気ブレーキ方式 電気ブレーキ
  • 代表的な形式や数値を記載しています。
  • 運用線区については、現在運用している線区だけでなく、運用可能な線区についても記載しています。

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