車両図鑑
7000系
7000系は、1980年に登場した神戸線・宝塚線用車両で、10年間にわたって建造され、阪急で最大となる200両以上を製造しました。建造初期は鋼製車体でしたが、1984年よりアルミ車体での建造となりました。
車内には、スイープファンを取り付けたほか、冷風吹き出しグリルの連続化、連結部の妻引戸ガラスの大形化、座席肘掛けの形状の変更による座り心地の向上を図っています。また、1988年建造の車両からは、座席下部の蹴込板をライトブロンズ仕上げとし、より落ち着いた雰囲気の車内となっています。
7000系の更新工事として、1998年より、車体外板と内装更新や非常通話装置・側引戸開閉予告装置・車椅子スペースの設置工事などを行っています。また、車内にはLED方式の車内案内情報装置の設備も行いました。
特記事項
リニューアル工事
2008年からリニューアル工事として大幅な車内内装更新工事を施工しています。2014年からは、新造車両に準じたVVVFインバータ制御化工事を施工。主電動機は出力190kWの全閉型永久磁石同期電動機(PMSM)に置き換えています。この一連の改造工事では、工事施工時期の最新の機器や設備を採用し、先頭形状も若干の変化が見られるなど、そのバリエーションも多くなっています。
幅広い運用
7000系車両は、編成形態も8両編成から2両編成まで多くの編成が在籍し、本線から支線運用、増結対応までさまざまな形で活躍しています。
車両諸元
車両形式 | 7000系 |
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運用線区 | 神戸線、宝塚線 |
製造初年 | 1980年3月 |
定員(座席定員) | 150(56) |
最大寸法 長さ×幅×高さ | 19,000×2,750×4,095(mm) |
車体材質 | 鉄、アルミ |
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台車 | FS-369A |
主電動機 | 150kW×4 190kW×4 |
空気ブレーキ方式 | HRDA-1 |
電気ブレーキ方式 | 回生ブレーキ |
- 代表的な形式や数値を記載しています。
- 運用線区については、現在運用している線区だけでなく、運用可能な線区についても記載しています。
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